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子供の健康
 
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子供の歯を守ろう 第2回
きれいな歯並びのために

乳歯が決める永久歯の歯並び

乳歯が決める永久歯の歯並び イメージ もし乳歯が虫歯になったら、きちんと治療しなくてはいけません。放っておくと、増殖したミュータンス菌が永久歯まで侵しはじめます。乳歯はあとから生えてくる永久歯のために場所を確保するガイドの役を務めています。虫歯で乳歯が抜けてしまったりすると、道案内を失った永久歯は傾いたり曲がったりして、歯並びや噛み合わせが悪くなります。虫歯のためによく噛めないとあごの発達が悪くなり、永久歯がきれいに並ばない状態になってしまうこともあります。
 では、永久歯のための乳歯の理想的な歯並びとはどんなものでしょうか。それはすべての乳歯の間にすき間があいている状態です(写真参照)。永久歯は乳歯より大きいので、ピッタリきれいに乳歯が並んでいるあごではスペースが足りないのです。20本の乳歯がすべて生えそろうのが2歳半ころ、永久歯へと生え替わりはじめるのが6歳くらいで、12〜13歳くらいで28本の永久歯がそろいます。子供の歯並びをチェックしてみましょう。

生えはじめ、生え替わり期に注意!

生えはじめ、生え替わり期に注意! イメージ 口の中が常に酸性になっていると虫歯になりやすいことをよく示しているのが、ボトルカリエス(哺乳瓶虫歯)です。子供がおとなしく寝てくれるからと、1歳をすぎても哺乳瓶でミルクを与えながら寝かしつけると、子供は哺乳瓶をくわえたまま眠ってしまい、上の前歯の裏側がずらりと虫歯になってしまうのです。母親の乳首をくわえたまま眠っても同じことで、生えたばかりの弱い乳歯はひとたまりもなく酸に侵されてしまいます。
 6歳くらいになると、乳歯列の一番奥に最初の永久歯である第一大臼歯、俗にいう6歳臼歯が生えてきます。見えにくい奥にあって、生えきるまでに1年から1年半という長い時間がかかり、気がつかないうちに虫歯になっていることも多い歯です。また、生え替わって間もない永久歯は幼弱永久歯と呼ばれ、生えはじめの乳歯とおなじように弱いのです。カルシウムやリンを取り入れて、硬い丈夫な大人の歯になるまで3年程度はかかりますから、その間は特に虫歯に注意しなくてはいけません。

こんなクセが歯並びを悪くする

 永久歯の歯並び、かみ合わせを悪くする原因の1つに幼児時代の癖があります。
 指しゃぶりは赤ちゃんによく見られる癖ですが、ずっと続くと上の前歯が飛び出したり、上下の歯がかみ合わなくなることがあります。下唇の周りがいつも赤くなっている子は、下唇を上の歯でいつもかみ込んでいるのかもしれません。これは上の前歯が出る原因になります。鼻が悪いために口を開いて呼吸していると口の中が乾いて歯肉の炎症が起きやすく、上下の前歯が前方に出てきます。爪をかむ癖は歯のねじれをひき起こします。
 4〜5歳になっても続いているクセは、将来の歯並びに影響します。しかし、やめなさいと口でいってやめられるものではありません。外遊びの時間を増やしたり、手遊び、抱っこなどで、指しゃぶりや爪をかむひまをなくし、短期集中で自然にクセをやめられる環境作りをしてみましょう。

次回は「歯医者さんでの虫歯予防について」です。


2001年10月9日

監修者: 倉治 ななえ(クラジ歯科医院院長)
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