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通年性の鼻アレルギー・目アレルギー 最終回
アレルゲンの少ない部屋づくりのコツ

 通年性アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎の主な原因は家中にあふれるハウスダストの中のチリダニ。そこで今回は、ハウスダストをできるだけ増やさない室内環境のつくり方を考えていきたいと思います。

 

ダニのエサとなるカビやホコリ

 ハウスダストによるアレルギーは室内のカビやホコリ、人間の髪の毛やフケ、アカなどをエサに生息するダニによるアレルギーともいえます。ダニは高温多湿を好むため、日本では梅雨から夏にかけて急激に繁殖することが知られています。また、ダニの消化液中のたんぱくがアレルギーの原因なので死骸もアレルゲンとなります。死骸の増える秋もアレルギー疾患の好発時期といえます。最近は冬でも部屋の中が温かいため、この季節になってもしぶとく生き続けているダニもいるのです。1年を通して存在するアレルゲンから子どもを守ることは、アレルギー疾患を治していく上で何よりも大切なことといえるのです。

 

室内環境〜こんなことに気をつけよう


ダニ・ホコリを増やす原因 イメージ(1)床に注意!

  • 床にカーペットを敷かない
    →毛足の長いカーペットはダニの温床。床はフローリングが1番。
  • 畳の上にカーペットは最悪
    →畳の中にもダニは棲みつきやすい。その上カーペットを敷いたらさらに湿気がこもりやすくなり、畳の中のダニを保護しているのと同じことに。


(2)ソファー、毛布、カーテンに注意!

  • 布ばりのソファー、毛布などふかふかしたものにはダニが棲みつきやすい
    →ソファーを置くなら革ばり、または人工皮革かビニールばりのものを。
  • カーテンはこまめに洗濯しましょう


(3)ぬいぐるみに注意!

  • かわいいぬいぐるみも、中にはダニがいっぱい
    →ぬいぐるみはできれば置かない方がよいのですが、どうしても子どもが離したがらないときは、メッシュの袋に入れて月に1回は洗濯機で洗いましょう。


(4)ペットに注意!

  • 動物の抜け毛やアカはダニの大好物
    →ペットに罪はないものの、アレルギー疾患に限っていえば飼わないのがベスト。
  • 動物アレルギーの場合もある
    →猫、犬、小鳥、ハムスター、フェレットなどのアレルギーもかなり強力。検査で動物アレルギーが出たときは要注意。


(5)寝具に注意!

  • ふかふかのふとんはダニの住処
    →直接顔に触れるふとんや枕にもダニはいっぱい。天日干しをした上、ふとんの場合は片面2分くらいかけて裏表に掃除機をかけましょう。
  • アレルギー用寝具の有効活用
    →最近はダニを通さない、繊維のつまったアレルギー用のふとんカバーも売っています。場合によっては有効活用してみましょう。


(6)十分な換気と部屋の掃除

  • 毎日部屋の空気を入れ替える
    →1日2時間程度家中の窓を開け放って、部屋の換気をするのが望ましいといわれています。ただし雨の日はエアコンをドライにして湿気がこもらないよう気をつけます。
  • 掃除機は毎日かけるのが基本
    →少なくとも寝室だけは、毎日欠かさずていねいに掃除機をかけたいもの。


2002年9月30日

監修:永倉 俊和(用賀アレルギークリニック 院長)
プロフィール
 用賀アレルギークリニック 院長。
 日本アレルギー学会認定専門医、日本小児科学会認定専門医、米国アレルギー学会会員、英国アレルギー学会会員。
 永倉先生の運営する用賀アレルギークリニックサイト(http://www2.gateway.ne.jp/~tngkr/)の「Q&Aコーナー」は、すでに200を越え、海外からも質問がくる、日本TOPレベルの充実した内容となっています。
記事の無断転用を禁じます
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