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通年性の鼻アレルギー・目アレルギー 第3回
鼻炎の検査と治療方法について教えて!

 アレルギー性鼻炎を自己流で治すのは困難です。自己流の薬が体質に合わなくて、別の症状を引き起こしてしまう危険もあるからです。具合が悪いと思ったら専門医にかかるのが1番。今回はアレルギー性鼻炎の治療の実際を見ていきましょう。

 

鼻炎の検査と診断

鼻炎の検査と診断 イメージ 病院へ行ってまずおこなわれるのが問診と検査です。問診は、現在出ている症状を正確に把握するためにおこなわれるものです。くしゃみはどのくらいの頻度で出るか、鼻がつまってはいないか、鼻水は水っ鼻かそれとも粘り気が強いものか、風邪をひいていなくてもよくくしゃみが出るか、といったことを詳しく調べていきます。そのほか生活環境や家族歴といったことを聞かれ、診察の後に検査がおこなわれます。

 検査はその子どもがアレルギー体質かどうかやアレルゲンは何か、それらに伴ってどういった治療をしていったらいいのかを調べるためにおこなわれるもの。鼻汁を採取したり血液をとったりして、アレルギー反応の有無を判定していきます。また皮膚に少し傷をつけてアレルゲンのテスト液をつけ、皮膚反応を観察するという方法でアレルゲンを探っていくこともあります。

 問診と検査で得られた情報を元に、治療の方針を立てていくことになります。

 

さまざまな治療法

 治療の目的は何よりもくしゃみ、鼻水、鼻づまりといったつらい症状を消失させること。併せて症状が出ない状態を、長期間安定させることを目指します。

 外来では鼻汁を吸引して取り除いてから鼻の中の洗浄をおこなったり、鼻の中を温めて粘膜の血流をよくしたりといった治療がおこなわれます。さらに内服薬や点鼻薬を処方されることも。症状に併せて抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬をのむよう指導されます。小児では成人より少ないのですが、眠気や胃腸障害といった副作用の出ることがありますので、医師と十分に相談しながら薬の処方を受けるとよいでしょう。

 点鼻薬は鼻症状をとりあえず沈静化させる薬と長期の予防薬との2タイプがあります。ただし速効性があるからといって点鼻薬だけに頼るのではなく、アレルギーの根本的な治療をしていくことを考えた方がよいでしょう。また鼻づまりが極端に激しいときは、手術療法をおこなうこともあります。

 

近年よく聞くレーザー治療は
子どもでも受けられる?

 最近話題のレーザー治療というのは、鼻の中の粘膜部分にレーザーを10分ほど照射して、アレルギーを起こす部分を焼いてしまうという方法。効く場合とそうでない場合がありますので注意が必要です。外来でできるので子どもでも受けられますが、最低10分間はじっとしていないといけないので、小学校5年生ぐらいからが適応のようです。保険はきくものの、6,000円〜7,000円と通常診療よりはやや高め。また6カ月〜1年すると再発する場合があり、よく相談して受ける必要があります。


次回は「アレルギー性結膜炎」です。

2002年9月17日

監修:永倉 俊和(用賀アレルギークリニック 院長)
プロフィール
 用賀アレルギークリニック 院長。
 日本アレルギー学会認定専門医、日本小児科学会認定専門医、米国アレルギー学会会員、英国アレルギー学会会員。
 永倉先生の運営する用賀アレルギークリニックサイト(http://www2.gateway.ne.jp/~tngkr/)の「Q&Aコーナー」は、すでに200を越え、海外からも質問がくる、日本TOPレベルの充実した内容となっています。
記事の無断転用を禁じます
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