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ぜんそくを引き起こさないための生活術 第2回
ぜんそく気味かなと思ったら

 小児科で「ぜんそく気味」といわれて不安に思った経験はありませんか?
 まだぜんそくになっていないから大丈夫ととったらいいのか、もうすぐぜんそくになってしまうという意味なのか…。どのように理解して対処したらよいのでしょうか。

 

「ぜんそく気味」でも、きちんと検査を受けましょう

「ぜんそく気味」でも、きちんと検査を受けましょう イメージ お医者さんに「ぜんそく気味」「ぜんそく性気管支炎」といわれた場合、基本的にはぜんそくの一歩手前ととらえておいた方がよいでしょう。ぜんそくという病気は咳が続くことで気管支の中が慢性的に炎症を起こし、空気の通り道が狭くなってしまう病気です。「ぜんそく気味」「ぜんそく性気管支炎」も気管支内の腫れが慢性化していないだけで、炎症を起こしているという意味では軽いぜんそくであるととらえることができるからです。
 喘息性または喘息様気管支炎というのはあいまいな言葉で欧米ではあまり使用しません。しかし、ぜんそくと言われるとお母様方の心理的なダメージがあるのでこのようなあいまいな表現を使う先生もいるのです。

 咳こみが激しかったり頻繁にゼイゼイするような場合はぜんそくに移行してしまう可能性がありますので、早めにアレルギー検査を受けておくことをおすすめします。
 また、ぜんそくは熱が出ないのも特徴的。発熱しないからたいしたことはないだろうと、放っておいて症状を悪化させてしまうケースもありますので注意が必要です。

 

ぜんそくの重症度

 ぜんそくは発作の程度によって大発作、中発作、小発作の3段階に分けられます。文字どおり小→中→大の順に症状は重くなっていきます。
 大発作は呼吸困難が起こり、苦しくて眠れないといった状態、中発作ははっきりとゼイゼイ、ヒューヒューが聞こえ、時々眠りをさまたげられるような状態、小発作はゼイゼイ、ヒューヒューはあるものの日常生活に支障はない状態をいいます。重症の時は呼吸ができず、酸素が不足して唇などがむらさき色になるチアノーゼを起こしてしまうこともあります。
 ここで大切なのは、たとえ小発作であっても、発作の頻度が多い場合は重症度が高いということ。ぜんそくは季節によってその発生頻度が異なります。治療が始まると1年以上の観察期間を通して発作の頻度を確認し、その重症度をはかっていきます。

 

早めの予防治療がカギ

 ぜんそく気味といわれた後に、ゼイゼイ、ヒューヒューしていることが多いと感じたら、要注意。前出のように、その頻度が高ければ重症度はアップしてしまうからです。1カ月に数回以上ゼイゼイ、ヒューヒューがあるような場合は、ぜんそくが疑われます。そうなる前に予防的な治療をして、ぜんそくに移行してしまわないよう手を打たなければなりません。ぜんそくの治療は早ければ早いほど効果的。過敏になった気管支が、さらに咳を呼びこんでしまうというぜんそくの悪循環にはまる前に、早め早めの治療をおこなうことが何よりも大切です。

次回は「病院へのかかり方」です。

2002年2月12日

監修:永倉 俊和(用賀アレルギークリニック 院長))
プロフィール
 用賀アレルギークリニック 院長。
 日本アレルギー学会認定専門医、日本小児科学会認定専門医、米国アレルギー学会会員、英国アレルギー学会会員。
 永倉先生の運営する用賀アレルギークリニックサイト(http://www2.gateway.ne.jp/~tngkr/)の「Q&Aコーナー」は、すでに200を越え、海外からも質問がくる、日本TOPレベルの充実した内容となっています。
記事の無断転用を禁じます
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