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新薬治験で片頭痛治療に有望な結果
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現在、臨床試験の第III相試験(標準薬との比較)の段階に入っている新しい薬剤MK-0974について、第II相試験(投与最適量の検討)で片頭痛治療への有望性が示されたことが、シカゴで開催された米国頭痛学会(AHS)年次集会で発表された。
米国では推定2,800万人が片頭痛に悩んでおり、一般的な鎮痛薬やバイオフィードバック療法のほか、トリプタンという脳内の炎症を抑える薬剤が使用されているが、どの治療も効かない患者もいる。また、トリプタン系薬剤には血管を収縮させる作用があるため、心疾患のある患者は使用することができない。
MK-0974はトリプタン系薬剤とは異なり、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬として知られる新しいクラスの薬剤で、痛みの信号を伝える脳の化学物質を遮断する作用をもつ。
今回の第II相試験は、製造元であるメルク社の資金援助により、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のAlan Rapoport博士らが実施したもの。300mgを投与した患者の68%が2時間後に痛みが軽減されたとしており、トリプタン10mg群での70%に匹敵する結果を得た。プラセボ群は46%であった。24時間後には、MK-0974群の40%が痛みが全くなくなったと述べたのに対し、トリプタン群では18%、プラセボ群では11%であった。
トリプタン系薬剤にみられるような血管収縮作用はみられず、そのほかの副作用も少ないようだという。「胸部圧迫感や胸部痛、のどの締め付け感、全身のぴりぴり感といった、トリプタン系薬剤に典型的な副作用がみられなかった」とRapoport氏は述べている。
専門家らは、この新薬に大きな期待を寄せているものの、最終的な結論はまだ出ていないとして、現段階で過剰な期待は禁物であるとの慎重な姿勢をみせている。
(HealthDay News 6月7日)
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