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癌(がん)ワクチンの有望性を裏付ける研究が多数報告
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致死率の高い膵癌および頭頸部癌に対するワクチンについて、複数の研究で有望性が認められ、ロサンゼルスで開催された米国癌学会(AACR)年次集会で発表された。
米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)医学部のAndrew Lepisto氏らは、免疫細胞を利用した膵癌ワクチンの第I相試験の結果を報告した。膵癌のうち外科手術の対象となるのは約20%で、手術後の5年生存率はわずか20%である。今回の研究では、手術を受けた患者12人にワクチンを投与した結果、5人が長期生存し、5年生存率は42%以上に上昇した。
同大学助教授Sanjay K. Srivastava氏らによる研究では、ハーブ系サプリメント(栄養補助食品)の「トリファラ」(3種類の果実を乾燥させ粉末にしたもの)の抽出物にマウスの膵癌細胞を死滅させる作用のあることが突き止められた。トリファラに、正常な細胞を損傷せずに膵癌細胞のアポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘発する作用があることを示したもので、膵癌の予防および治療のための新薬開発につながることが期待できるという。
このほか、同大学教授Theresa Whiteside氏らのチームは、腫瘍の成長を抑制する蛋白(たんぱく)p53を標的とするワクチンを開発し、頭頸部癌の細胞に用いた結果を報告。癌になるとp53に変異が生じるが、p53細胞の変化しない部位を標的とするワクチンを用いて免疫作用を活性化させることによって、腫瘍細胞を破壊するキラー細胞を産生させ、さらにキラー細胞の作用を助ける「ヘルパー細胞」も増大させることに成功したという。この研究に基づいて、頭頸部癌患者を対象とする第I相臨床試験が開始されている。
同集会では、子宮頸癌ワクチンの有効性を示す2研究も発表された。
(HealthDay News 4月17日)
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