女性の健康
 
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燃え尽き症候群
〜「やる気女性」がはまる落とし穴〜

良い意味での「開き直りの精神」を

 女性に多い仕事、といえば看護婦、ヘルパー、教師といった専門職。これらの仕事が真の意味で、女性向きであるかどうかは別として、生きがいを持って一生取り組める仕事として、人気のある職業であるといえるでしょう。

 しかし、これらの職業は、非常にストレスフルな職業であるともいえます。長時間労働、対人サービスであるがゆえに生じる人間関係上のトラブル、その割に決して高いとはいえない賃金。これらの職業は「聖職」として見られがちで、自他共に「崇高な思いを胸に……」といった、理想の人物像を想定しているところがあります。
 そのため、ストレスを感じても「せっかく憧れの仕事につけたのだから、弱音を吐いてどうする!」と頑張る人が多いのですが、ある日突然、仕事に対するやる気をまったくといっていいほど失ってしまうことがあります。そう、これが「燃え尽き症候群」と呼ばれるものです。

 この「燃え尽き症候群」は、高い理想やこころざしを持つ人ほど、かかりやすいといわれています。こういった人は、自分の中にある「理想のあり方」を追求し、努力を重ねる傾向が強いからです。しかし、人のために何かをする場合、人によって反応も千差万別なので、必ずしもその努力に見合った結果が得られるとは限りません。次第に「理想と現実のギャップ」に悩むようになり、いつしか、自分の行動に無力感を感じるようになったり、仕事そのものに対して疑問を覚えるようになってしまったりするのです。

 もし、あなたが仕事に対していいかげんな人間だったら、この「燃え尽き症候群」に陥ることは決してないはず。ですから、もしも思い当たる人がいたとしたら、それはあなたが頑張り屋さんであることの証拠。せっかくの情熱の炎を消してしまうのは、あなたのみならず、世のためにも、とてももったいないことです。人間誰しも完璧ではないのですから、100点満点の日もあれば、50点しかとれない日もある。この「開き直りの精神」こそが、燃え尽きずに頑張り続けるための秘訣です。

小林 みずき
プロフィール
 幼い頃から、親に隠れて「家庭の医学」を読むことが喜びという変な子どもだった私…。ストレスと疾患の関係に興味を持ち、学生時代は健康心理学を専攻。某民間シンクタンク研究員として徹底的に不健康な生活を送った後、フリーのリサーチャー兼ライターとして独立。はっきり言って、ストレス実体験には自信あり!?
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