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うつ病の原因はまだよくわかってはいないのですが、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの働きが低下して起こることは間違いないようです。いずれも脳内ホルモンの一種で、意欲や活動性をつかさどる脳の働きと密接に関係しているのです。
そ こで最近ではうつ病の治療は、セロトニンの働きを高める作用のあるSSRI (選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を飲むことが治療の中心になっています。これはセロトニンの働きを低下させる酵素を抑制する薬で、口の乾き、便秘になるなど、従来の薬で出やすかった副作用が出にくくなったという点で画期的な薬といわれています。日本でも昨年、認可されて使われるようになりました。
SSRI を飲みむと、だいたい1〜3か月で症状は改善します。その改善率は8割ほどといわれています。もしSSRI
が効かない場合は他の薬を飲んだり、カウンセリングを強化したりします。
うつ病は心のかぜにもたとえられます。誰でもかかる恐れはありますが、治療が早ければ治りやすいのです。こじれれば治りが悪く、再発もしやすく、なおかつ仕事のストレスなどで精神的に追い込まれれば、自殺に至るケースすらあり得るので、見に覚えのある人は早めに受診しましょう。
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