| 冬は1年で一番手が荒れる季節です。それは冬の乾燥した空気が皮膚にも影響し、皮膚の保湿成分が含まれている各層が破壊され、角質細胞間脂質が減ってしまうために起こります。また、皮膚の表面が乾燥してカサカサし始めると、その隙間から外の異物が入り込むため、皮膚が炎症を起こすこともあります。しかしもともと角質細胞間脂質の量が少ない人もいますし、老化と共に減少することもあるため、手荒れには季節的要因の他にもいくつかの原因があります。
ひとつは炊事や洗濯、掃除など、物理的な刺激による手荒れで、最近ではパソコンの使用などによる、指先の荒れも増えています。次に洗剤やシャンプー剤などの化学物質によるアレルギー性の手荒れです。このアレルギー性の手荒れが起きる人や、アトピー性皮膚炎の人は、角質細胞間脂質が少ない人ということになります。
しかし、例え最初から角質細胞間脂質が少ない人でも、物理的な刺激や化学物質による刺激を繰り返し受けない限り、いきなり手が荒れるということはありません。そのため、刺激を受けないようにする予防策さえちゃんとしていれば、手荒れは防げるのです。
基本的に炊事や洗濯などの時には、直接洗剤に触れないよう、手袋などをして刺激から守ります。冬にお湯を使うとより皮膚が乾燥しやすくなるので、洗剤を使わない水仕事のときでも必ず手袋を使用しましょう。
水で手が塗れた時は、そのままで放置せず、きちんと水分を拭き取り、保湿薬を塗るようにします。
最近、肌の表面を保護する「保護ベール剤」といえる商品が登場し、注目を集めています。これは通常の保湿薬などとは違い、肌に油分を与えやすいタイプのクリームで出来ており、失われた皮脂の代わりになる膜をつくるので、手荒れに効果絶大です。
2002年1月21日
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