多発する少年犯罪、女子高生の「プチ家出」…。「最近の子どもは何を考えているかわからない」、「自分の子どもにどう接したらいいかわからない」といった嘆き声が方々から聞こえてきます。学級崩壊の問題に至っては、ティーンエイジャーに限らず、小学校にまで波及しているとか。確かに、昔に比べて「子どもらしい子ども」が減ってきているような気がします。
私はスペインに渡ってこの実感をますます強めました。なぜなら、スペインの子どもがとーってもかわいいからです。もちろん外見のことじゃないですよ。スペインの子ども達って、目が澄んでいるというか、エネルギーに溢れているというか、まさしく「これぞ子ども!」という姿そのものなんです。いったいその秘訣はどこにあるのでしょうか? …どうやら、子育てにおける方針の違いにそのヒントが隠されているようです。
スペイン式子育て術
その1.徹底的に遊ばせる
スペインの子どもはよく遊びます。どのくらい遊ぶかというと、夏場などは夜中の10時を過ぎても外でサッカーをしていたりします。日が長いのでそんな時間でも可能なんです。でも「こんな時間まで何やってるんだ!」なんて目くじら立てている親の姿は見たことがありません。「子どもは遊ぶもんだ」「子どもは勉強嫌いで当然。自分もそうだったし!」という認識が浸透しているんですね。
その2.オーバーなまでにほめる
「うちの娘は踊りがうまくてねえ。すごい踊り手になれるかもしれないって先生からいわれてるんだ」なんて聞かされて、へえ、すごいんだと思ってたら、「大したことないじゃん」なんてことが何度あったでしょう。でも、「親ばか」の一言で済ますことなかれ! 親の前で踊るときの誇らしげな顔。やっぱり、子どもって親からほめられるとうれしくて余計に頑張っちゃうものなんです。
その3.感情を思いっきりぶつける
日本では「子ども相手に感情的になるなんて…」というのが一般的な考え方ですが、スペインでは逆。怒るときは、はたから見ていて恐くなるほど、強烈でヒステリックで、理屈よりも感情のおもむくままという感じです。子どもにも「あっ、これは本気で怒ってる」ということが極めてわかりやすいとみえ、大抵はおとなしくなります。でも、「自分は間違っていない」というときは子ども側も感情全開で反撃! 結論は大体、落ち着くところに落ち着くようです。
いかがですか? 私自身、最初はこういうやり方にかなり驚きましたが、慣れてしまえばとってもシンプルで明快。第一、これなら子どもも親もストレスが溜まらないでしょうし。
ある意味、日本では親の側が「○○すべき」といった「べき論」に縛られて本音をみせないために、子ども側から「大人って何考えてるかわかんない」と思われているところがあるのかもしれません。
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