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遥か遠い国スペイン。「人間らしい生き方」が根づいているといわれるこの国から、心身の健康に役立つ「生情報」をお届けします。
調子が悪くなっても安心?
スペインは、いわずと知れた観光大国。日本からも多くの観光客が押し寄せ、セビーリャでも日本人を見かけない日はありません。
海外旅行は楽しいけれど、ちょっと心配なのが、病気やけが。見知らぬ土地で病院のお世話になるって、とっても不安ですよね? 「海外で医療機関にかかるとものすごくお金がかかる」ということで、旅行会社から海外旅行傷害保険への加入をすすめられることも多いかと思います。
さて、突然ですが問題です。スペインで実際にあった以下のケース、いくら請求されたでしょうか。
- 夏の暑さで倒れ、通りがかりの人の通報により救急車で運ばれ、点滴治療を受ける。
- 町を歩いていて捻挫。後日来院し、レントゲン撮影後、湿布をもらう。
- 深夜、急な腹痛でタクシーで来院。ガスが溜まっているとのことで、浣腸をされる。
なんと答えは全て0円! ここだけの話(?)、スペインには「Urgencia(ウルヘンシア、と読みます)」と呼ばれる救急医療専門の機関があり、保険に加入していようといなかろうと、もちろん外国人であろうと、救急医療はすべて無料なのです。すごいでしょう?
というわけで、どこか具合が悪くなったら、まずこの「Urgencia(ウルヘンシア)」にいくことをおすすめします。
しかし、ここで間違えてならないのは、無料なのはあくまで「Urgencia(ウルヘンシア)での救急医療」であるという点。普通の病院を訪れたり、その後継続して治療が必要な場合には、もちろん料金がかかります。また、ここに駆け込んだ場合でも、緊急度が高い人が優先ということで、必ずしもすぐに治療が受けられるわけではなく、場合によってはものすごーく待たされることも。ちなみに、3のケースでタクシーでここに駆け込んだ人は、「たいしたことなさそうだ」と判断され、なんと6時間も待たされたとか。
「朝になってからいっても同じだったよ。全然救急医療になっていないじゃない!」と彼女はぼやいていましたが、この辺は、スペイン人ののんびりさかげんも影響しているような気がします(笑)。
今年から海外で受けた診療にも国民健康保険が使えるようになりましたが、いったん自分で治療費を支払い、日本に帰国後に請求するという形になりますし、不安の大きい人はやはり提携の医療機関を持つ専門の海外旅行傷害保険に入っておいた方が安心かもしれませんね。しかし、何はともあれ、万人に開かれているスペインのこの制度は、やはり素晴らしい! 日本もこうだといいんですけどねえ。
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