女性の健康
 
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VIVA VIVA スペイン健康通信 第6回

ラテンの国、スペインのストレス事情vol.3 〜働き方編〜
 遥か遠い国スペイン。「人間らしい生き方」が根づいているといわれるこの国から、心身の健康に役立つ「生情報」をお届けします。

人間らしい生活?

 スペインという国に暮らしていると「日本人って、ほとんど休みも取らずに、毎日夜遅くまで働く人が多いって聞くけど、本当?」という質問をよく受けます。
 ここぞとばかりに、日本の労働環境がいかに厳しく、たいへんであるか、という熱弁をふるうとバカをみますので、スペインに行ったらご注意を!
「なんで、そんなに仕事を請けちゃうんだい? 嫌なら断ればいいじゃないか」
「生きるために働くわけで、働くために生きてるわけじゃないだろう? 楽しむ時間もないなら、いったい何のために働くんだよ?」
 ごもっとも…ですが、「そうもいかないんだよう!」というつぶやきが思わず漏れちゃいますよね。

 スペインという国には、シエスタという習慣があって、午後2時〜5時頃は町のどの店も閉めるのが普通です。人によっては、午後2時までの勤務で1日の仕事はおしまい、なんてことも。また、私の知人でテレビ局に勤めるMさんに至っては、会社に行くのは週に2日だけ。「でも、その2日間はものすごくたくさん働かなきゃいけないんでしょう?」と聞くと「もちろんだよ」という返事が返ってきました。その2日間はきっとほとんど24時間体制で働くんだろう…と勝手に思い込んでいたら「朝9時から夜9時まで」とのこと。シエスタの時間も家には帰らないようですが、日本人の普通のサラリーマンの1日とどう違うの? という感じですよね。
 もちろん、この国だっていいことづくめではないですよ。MDなんてまだほとんど普及していないからとても高くて買えないし、車だって、ボロボロになるまで乗るのが一般的。日本ではかなり昔に見られなくなったような旧式のテレビ(うつりは悪く、もちろんリモコンなし)が現役で活躍していたりします。
 ストレスまみれで新しいものを買うくらいしか楽しみのない生活と、高級品はなかなか手に入らなくても人間らしい生活が保障されている生活と、どちらが幸せなんでしょう? 「ストレスがたまって、毎日大変!」という前に、私達自身も考えなければいけないことがあるのかもしれません。

小林 みずき
プロフィール
 幼い頃から、親に隠れて「家庭の医学」を読むことが喜びという変な子どもだった私…。ストレスと疾患の関係に興味を持ち、学生時代は健康心理学を専攻。某民間シンクタンク研究員として徹底的に不健康な生活を送った後、フリーのリサーチャー兼ライターとして独立。はっきり言って、ストレス実体験には自信あり!?  
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