女性の健康
 
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慢性頭痛をやわらげるためのライフスタイル 第4回
慢性頭痛の外来治療

頭痛の症状をきちんと医師に伝えよう

 何度も頭痛を繰り返す時や、市販の鎮静剤で頭痛がおさまらない時は、内科や神経内科を受診しましょう。ひと口に慢性頭痛といっても、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛では、頭痛の痛み方や原因が違うため、治療方法も違います。また、慢性頭痛はクモ膜下出血などが原因の頭痛のように、CTスキャンやMRIなどの検査で診断できるものではありません。そのため、どのように頭が痛むのか、頭痛が起きる時間帯、頭痛の頻度、全身のほかの症状、家族に頭痛持ちがいるかどうか、などを医師に伝える問診がとても大切です。問診で症状などを正確に伝えるためには、頭痛が起きた時にメモを取っておくといいでしょう。
 病・医院では、問診や血圧測定などのほか、首や手足の筋肉がこわばったり麻痺したりしていないかどうか、首の骨や背骨に異常がないかどうかなどを調べます。その結果を総合的に判断し、必要に応じて薬を処方してくれます。

緊張型には筋弛緩薬や抗不安薬が有効

 心身のストレスが原因とされる緊張型の頭痛には、筋肉のこりや緊張を和らげる筋弛緩剤、不安や憂うつ感を軽くする作用がある抗不安薬や抗うつ剤がよく効きます。また、筋肉のこりがひどい時、対症療法として消炎鎮痛剤が短期間処方されることもあります。

片頭痛には血管の拡張を抑える薬を

 片頭痛の原因は、脳の血管が拡張し、血管の周辺の神経を刺激して浮腫や炎症などが起きるためです。そこで、片頭痛が始まったら、血管を収縮させる働きがあるエルタゴミンを服用します。しかし、頻繁に服用しすぎるとかえって血管が拡張してしまい、頭痛の頻度が増えるので注意しましょう。また、エルタゴミンは脳だけでなく全身の血管を収縮させてしまうため、狭心症や心筋梗塞など心臓が悪い人や高血圧の人、妊娠中の女性などは避けた方がよいとされています。
 また、血管の収縮に関係するカルシウムイオンやセロトニンという物質の働きを抑える、カルシウム拮抗薬やセロトニン拮抗薬などを服用することもあります。これは、片頭痛が起きる頻度を減らしたり、痛みを軽くしたりするためで、予防薬として使われます。

群発頭痛には純酸素吸入法が効果的

 目の奥の血管が拡張して三叉神経を刺激する群発頭痛には、純度100%の酸素を医療用の酸素ボンベから吸入する治療法が効果的です。毎分5〜7リットルの酸素を15分程度吸入すると、痛みがやわらぐといわれており、家庭用の小さいサイズの酸素ボンベが薬局で売られています。また、群発頭痛では鎮痛剤はあまり効き目がなく、片頭痛と同じくエルタゴミンが処方されます。 群発頭痛には純酸素吸入法が効果的 イメージ

(ライター 望月 芳子)

次回は「セルフケアについて」です。

監修:粟井 弘二(粟井内科院長)
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