女性の健康
 
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VIVA VIVA スペイン健康通信 第5回
ラテンの国、スペインのストレス事情vol.2 〜労働環境編〜

 遥か遠い国スペイン。「人間らしい生き方」が根づいているといわれるこの国から、心身の健康に役立つ「生情報」をお届けします。

スペインの労働環境って?

 前回はスペイン人のメンタリティーについて書きましたが、今回は、彼らの労働環境についてお話しましょう。
 まずスペインという国、失業率は20%近くにのぼります。「求人が少ない。まったくもって問題だ」、「大学を出ても若い人の働く場がない」なんていう台詞はよく耳にしますが、周囲を見渡す限り「失業率が5%を超えた」などと大騒ぎしているどこかの国と違って、ぜんぜん切迫感が感じられません。これだけ職を得るのが大変だというのに「仕事がきつくて大変だったから」「仕事がつまらなかったから」なんて理由で、簡単にやめてしまうんです。
 もちろん、勤めている人間だって同じこと。「今、うちの会社、経営が苦しいからここはサービス残業……」といった殊勝な精神の持ち主はいないし、「お客様は神様」なんて感覚はスペインではありません。

 納期に間に合わないからといって残業したりすることは絶対になく、もちろん客に謝ることだってなく「あー、まだもうちょっとかかりますねえ」の一言で終わり。文句をいってもまず無駄です。
 「間のペース」が最優先されているこの国。朝9時に出社したかと思いきや、10時過ぎには町に繰り出しゆっくりとコーヒータイム。14時頃帰宅し、家族と昼食を楽しんだ後、会社に戻って17時〜20時くらいまで働き、帰途に着く(早く切り上げることはあっても残業することはない)というのが一般的な働き方です。
 うらやましいですねえ。なんで日本ではこういう風にいかないんでしょうねえ。けれど、スペイン人と一緒に働いていたことのある日本人曰く「スペイン人と一緒に働くとストレスがたまる」んだそうです。見ていてあまりにいい加減な仕事振りにハラハラさせられたり、客と工場の板ばさみになって、気苦労がたえないんだとか。やはり、この労働環境はスペイン人のメンタリティーによってのみ、成立しうるのかもしれません。

小林 みずき
プロフィール
 幼い頃から、親に隠れて「家庭の医学」を読むことが喜びという変な子どもだった私…。ストレスと疾患の関係に興味を持ち、学生時代は健康心理学を専攻。某民間シンクタンク研究員として徹底的に不健康な生活を送った後、フリーのリサーチャー兼ライターとして独立。はっきり言って、ストレス実体験には自信あり!?  
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