女性の健康
 
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VIVA VIVA スペイン健康通信 第4回
ラテンの国、スペインのストレス事情vol.1 〜メンタリティ編〜
 遥か遠い国スペイン。「人間らしい生き方」が根づいているといわれるこの国から、心身の健康に役立つ「生情報」をお届けします。

徹底した個人主義でストレス知らず?!

 ラテンの国の人というと、一般的に陽気で明るくて、悩みなんて全然なさそう、というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
 まあ、実際にはそう単純でもないのですが、やっぱりスペイン人って日本人と比較したら格段にストレスが少ないだろうなー、というのがスペインに暮らしてみた私の実感です。
 ……それはなぜか? 私が実際にある店で体験した以下の会話を読んで、考えてみてください。

私 :「注文した品、まだ来ないんですか?」
店員:「あー、まだなのよね。でも、明日には来るわ」
私 :「……昨日も、おとといも、さきおとといも、そういいましたよね?」
店員:「でも、明日なら確実よ!」

<そして1週間後>
私 :「なんで、まだ来ないの? もう1週間も過ぎてるじゃない!!」
店員:「そんなこと言われたって……。工場の人がちゃんと送ってくれないのが悪 いのであって、私のせいじゃないわ。」

 どうです? これは、明らかに両者にとってストレスフルな場面。しかし、その質が日本人のものとはかなり異なっていると思いませんか?
 彼女の発想は「あー、しつこい客! 私のせいじゃないのに、責められるなんてうんざりだわ」つまり、根幹にある発想は徹底した個人主義であり、自分がいい加減な対応をしているという意識など、さらさらない。ちょっと気分は害されるけれど、あくまで「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」系のストレス。

 これが日本だったらどうでしょう?「いやあ、申し訳ない。いったいどうしよう……」 たとえ工場のミスであっても、工場のミスは我が社のミス。そして我が社のミスは私 のミス。どうしようもないけれど、どうにかしなければならない「無限ループ系」ストレス。

 良いか悪いかは別にして、こういったメンタリティを持つスペイン人の方が、スト レスがたまりにくいことは、容易に想像がつくでしょう。われわれ日本人がいつも疲れた顔をしているのは、無意識のうちに人のストレスまで背負っているせいなのかもしれませんね。

小林 みずき
プロフィール
 幼い頃から、親に隠れて「家庭の医学」を読むことが喜びという変な子どもだった私…。ストレスと疾患の関係に興味を持ち、学生時代は健康心理学を専攻。某民間シンクタンク研究員として徹底的に不健康な生活を送った後、フリーのリサーチャー兼ライターとして独立。はっきり言って、ストレス実体験には自信あり!?
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