抜け毛で悩んでいるのは男性ばかりではありません。では、いわゆる脱毛症とはどのような状態を指すのでしょうか。
普通、正常な状態でも、一日に平均100本以上の毛髪が抜け落ちます。季節によって差はありますが、少ない時で50本以上、多いときでは120本〜200本ほどが抜けているのです。この数字以上に抜け毛がある人は、脱毛症だといえます。

脱毛症の原因は、ストレスや不規則な生活、毛染めや脱色などによる毛髪のダメージによっても引き起こされますが、遺伝的な要素もあります。
一般に男性ホルモン分泌が多い人の方が禿げやすいといわれていますが、これは男性ホルモンが毛髪を作っている毛母細胞の細胞膜にある酵素と結びつき、たんぱく質の合成を阻止する働きがあるためと考えられています。毛髪を作るメカニズムにブレーキがかかり、毛髪の成長期が短くなり、少しずつ髪の毛が薄くなるのです。また新しく生える毛髪も、力のない、切れやすいものになってしまうのです。
男性の方に脱毛症が多いのも、体質的に男性ホルモンの影響を受けやすい人がなるからです。しかし男性ホルモンは決して男性だけが持っているものではありません。女性の体内でも副腎皮質と卵巣で男性ホルモンは作られています。そのため女性の中にも脱毛症や薄毛の人がいるのです。
女性の場合、生理不順などでホルモンのバランスを崩していると、脱毛症や多毛症になる可能性があるのも、このメカニズムによるものなのです。
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