女性の健康
 
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夏の冷え性対策 第2回
食事のとり方で冷え症が解消できる!

栄養バランスに注意して、体が温まる食べ物を

 冷え症の人は、生野菜や果物など、水分をたっぷり含んだ体を冷やす食べ物をとり過ぎている傾向があります。レタス、きゅうりなどの淡色野菜と果物は、それぞれ1日200gまでにおさえましょう。野菜は生で食べるより、温野菜のサラダやスープなどにした方が体を温めます。特に、ピーマンやにんじんは油で調理した方がビタミンの吸収率もよくなります。
 また、牛乳や赤身の肉、マグロやカツオ、サバ、イカやエビなどは、血液の循環をよくして体を温めます。水分が少なく固いもの、根菜類やにんじんなども体を温めるといわれています。ニンニク、にら、しょうがや唐辛子などの香味野菜、ごま、豆類、そば、ナッツ類、海藻類も血行をよくしますので、冷え症の改善に役立ちます。利尿作用のあるごぼうやクコ茶、サフランティーなどもおすすめです。
 しかし、体が温まるようなものばかり食べるのは禁物です。食事で一番大切なことは、偏食をしないでバランスよく栄養をとることです。たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6つの栄養素から、1日30品目を摂取するのが理想的です。それぞれの栄養素は、血液や臓器をつくったり、ホルモンの生成やエネルギー源として必要不可欠なものです。自然の食品からバランスよく栄養をとることで、貧血や冷え症が解消するだけでなく、婦人病や生活習慣病を予防します。

よく噛んで食べ、食べすぎに注意

よく噛んで食べ、食べすぎに注意 イメージ 早食いや食べすぎは、胃や腸に負担がかかります。食べ物を消化するために胃や腸にどんどん血液が送り込まれ、全身の血流が悪くなるので、体がますます冷えてしまいます。
 食事の際は、ひと口30回前後噛むようにしましょう。すると、唾液の分泌が盛んになり、食べ物の消化吸収を助けます。同時に、耳下腺から細胞の新陳代謝を高めるホルモンが分泌され、全身の血液循環がよくなります。また、満腹中枢が働くのに時間がかかるため、ゆっくり食べることで食べすぎを予防することができます。

冷たいものや水分をとりすぎない

 冷ややっこやアイスクリーム、冷やした果物やジュースなど、体を冷やす食べ物のとりすぎに注意しましょう。冷え症の人は、できれば夏でも暖かい飲み物の方がいいでしょう。また、外食によくあるフライなど脂質の多い食べ物は、コレステロールなどが増加して血流が悪くなるので、控えめに摂取しましょう。
 また、食事の前後に水分をとりすぎると、胃液が薄まって消化機能が低下し、食べ物を消化しようと胃腸にどんどん血液が送り込まれます。そうなると、全身の血流が悪くなって冷え症の原因になるので注意しましょう。

次回は「栄養素について」です。

虎谷 美樹余(管理栄養士)
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