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便秘の原因はいろいろありますが、最近増えているのが精神的ストレスが引き起こす「過敏性腸症候群」。比較的女性に多いといわれているこの病気は、検査をしても特に異常が認められないところがやっかいです。
サラリーマン・OLを悩ます現代病
過敏性腸症候群というのは、疲労やストレスがもとで便秘や下痢を起こす病気です。中でも便秘と下痢をくり返す「下痢便秘交代型」に悩む人が多いといわれています。
腸の動きというのは自律神経がコントロールしているもの。自律神経は感情と深いつながりがあるため、感情が乱れると自律神経が乱れ、それに伴って腸の動きも乱れてしまうのです。腸の動きが正常ではなくなるため、便通異常が起こるというわけです。
近年ストレスの多い働き盛りのサラリーマンやOLに、この病気が増えてきているという報告があります。
こんな症状がある人は、
過敏性腸症候群かもしれない
食後に下腹部が痛んで便意をもよおすものの、丸くて硬い小さな便しか出ないために残便感がある、といった症状のある人は過敏性腸症候群の可能性があります。おならやげっぷが出たり、胃もたれや胸やけがする、また肩こりや頭痛、不眠を伴うこともあります。仕事が忙しくいつも緊張状態にあったり、人間関係に悩んでいるといった精神的ストレスが積み重なると過敏性腸症候群は起こりやすくなります。また引っ越しや人事異動、転職などの大きな環境の変化によっても緊張が生じ、症状が現れることもあります。
整腸にはストレスケアも大切なのです
過敏性腸症候群は几帳面でまじめな人がかかりやすいといわれています。融通がきかないために物事を思いつめやすく、ストレスをためこみがちだからです。検査で異常が現れないだけに、薬物療法だけではなかなか治らないのが現実。しかし度重なる腹痛で、ときには生活に支障をきたすこともありますので決して侮ることはできません。家庭や職場で思い当たるストレスのある人は要注意です。何がストレスとなっているのかを突き止め、その原因を取り除くことが何よりも大切といえるでしょう。専門病院ではカウンセリングをおこなってくれるところもありますので、一度きちんと医師の診断を受けることをおすすめします。ひとりで悩まず、まずは専門医に診てもらうことが大切です。

★「起き抜けの冷たい水」の注意点★
便秘解消法として広く知られているのが、起き抜けに冷たい水や牛乳を飲んで腸に刺激を与えるという方法。腸の運動が弱いために起こる弛緩性便秘や直腸性便秘には効果的ですが、過敏性腸症候群の一種であるけいれん性便秘の人は注意が必要です。けいれん性便秘は腸のぜんどう運動が激しすぎるために起こる症状のため、腸に強い刺激を与えるのはかえって逆効果になってしまうのです。けいれん性便秘の人は、のどがかわいていたら、白湯かあたためた牛乳などを飲むようにした方がよいでしょう。
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