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症状は外陰部のかゆみやできもの
外陰がんは女性の性器に生じるがんのうち3〜5%を占めるといわれていますが、最近、少し増えつつあるようです。
60歳以上の人に多く見られますが、そのまま放置しておくとやがて外陰がんとなる前がん病変の約75%は、閉経前に発生しています。
外陰がんでもっとも特徴的なのは外陰部のかゆみです。また、最初の頃は赤いできものができ、やがて、乳頭状やキノコ状、イボ状などの形になり、さらに潰瘍になる場合もあります。この状態になると、排尿時に痛みや灼熱感を感じたり、出血したりします。このような症状は外陰部にはよく生じるため、がんとは気づかずに、軟膏を塗ったりして、受診したときにはがんが進んでいた、というケースが少なくありません。
前がん病変の1つ、外陰上皮内腫瘍は、外陰部が少し隆起して、白っぽい色あるいは、やや赤い色をしています。また、疑わしい部分の生検によって診断します。
手術が治療の第一選択肢
外陰がんの治療の基本は手術です。進行の度合い、腫瘍の大きさや位置、数などによってどの程度の広さで切除するかが決まります。ごく初期であれば、腫瘍のある周辺だけを切除すればよいのですが、多くのケースは外陰部だけでなく恥丘やそけい部の一部の切除が必要になります。
高齢などの理由で手術が無理な場合には、放射線療法を単独におこなったり、抗がん剤と併用したりします。また、先に放射線を当てて病巣を小さくしてから手術をおこなうこともあります。
若い女性の場合は、手術後、皮膚を移植して、外陰部の形態と機能の維持を図ることもあります。
異常があったら早く専門医を受診しよう
外陰がんの5年生存率は比較的高く、それほど治りの悪いがんではありません。とはいえ、リンパ節に転移していると生存率はぐっと低くなるので、他のがん同様、早期発見、早期治療が重要であることは言うまでもありません。そのためには、かゆみや湿疹、痛みなどがあったら、少しでも早く専門医を訪ねることがポイントです。
外陰部に限らず、自分の性器を観察することが恥ずかしいと思う人がいます。しかし、外性器は外と接しているところだけにトラブルが生じやすいといえます。お風呂に入ったときなど、外性器を時々観察し、異常がないかチェックするようにしましょう。これは、年齢に関係なく、若い女性も高齢者も実行したいことです。
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