女性の健康
 
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更年期はこわくない 最終回
更年期を迎えたら、生活を改善しよう

更年期を明るく乗りきろう

更年期を明るく乗りきろう イメージ 更年期障害は、卵巣機能が衰え、女性ホルモンが急激に減少することによるホルモンの異常や自律神経の失調が大きな原因ですが、精神的なストレスや性格、社会的な環境も影響を与えているといわれています。
 45〜55歳頃という更年期は、多くの女性にとって人生の転換期でもあります。子供の受験や子供が巣立っていく寂しさ、親の介護、夫婦間の問題など、家庭内の悩みに加え、対外的にもストレスの多い年代です。そこに、体力の低下や更年期のつらさが加わり、きちょうめんな人や真面目な人ほど、更年期の症状が重くなりやすい傾向があります。逆に、仕事を持って第一線で働いている人や、打ち込める趣味や生きがいを持っている人は、更年期の症状があらわれにくいようです。
 更年期を迎えたら、自分の生き方や生活を振り返ってみましょう。家族の世話などで自分の時間がなかったり、ストレスがたまっていませんか? そんな時は、趣味やスポーツをはじめたり、家族や友人とゆっくりおしゃべりする時間を持ったりして、ストレス解消をはかりましょう。特にスポーツは、気分がさわやかになり、憂うつ感やイライラ、不眠、肩こりなどの改善におすすめです。心臓などに異常がないかどうか、メディカルチェックを受けてから始めましょう。

女性ホルモンが減少すると
生活習慣病が発病しやすくなる

 女性ホルモンのエストロゲンは、子宮や卵巣を活性化させるほか、骨のカルシウム量を維持し、コレステロールの増加を防ぐ働きがあります。そのため、閉経後、エストロゲンの分泌が少なくなってくると、骨粗しょう症や糖尿病などの生活習慣病になったり、コレステロールが増加して動脈硬化が進行し、心筋梗塞をおこしたりする不安が出てきます。
 更年期以降を健康にすごすためには、栄養バランスのよい食生活や適度な運動、規則正しい生活を心がけ、定期的に健康診断を受けましょう。
 最近は、20〜30歳代の若い女性にも更年期障害のような症状を訴える人が増えています。これは、無理なダイエットや食生活の乱れ、不規則な生活やストレスなどが原因で、エストロゲンの分泌が減少し、生理不順など、体が閉経前に近い状態になっているためです。そのまま放置しておくと、妊娠の可能性が低くなるだけでなく、50歳代以降の閉経した女性と同じように、骨粗しょう症や動脈硬化が進行する恐れもあります。
 「更年期の年代はまだまだ先」と思っていても、生理不順やめまい、ほてりなど、更年期障害の症状が当てはうながすために、普段から食事や生活のリズムに注意し、ストレスをためないようにすることも大事です。

(ライター:望月 芳子)

監修:粟井 弘二(粟井内科院長)

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