女性の健康
 
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子宮内膜症を正しく知ろう 第4回
子宮内膜症の診断と検査

診断の流れ

 子宮内膜症の診断や検査は、問診→外診→内診→直腸診→超音波断層撮影(エコー)→血液検査→MRI(核磁気共鳴画像断層撮影)・CTスキャン(放射線コンピューター断層撮影)→腹腔鏡という流れでおこなわれます。その過程で子宮内膜症と診断されると、薬などが処方されます。また、症状が重い場合には、手術をおこなって病巣や卵巣、子宮を摘出することもあります。

診断の流れ イメージ問診
 診察の前に問診表に記入し、それをもとに医師から質問を受けます。具体的に自分の病状を伝えるために、痛みの部位や程度、最終月経、月経周期、服用している薬や、月経異常などに関して今まで受けてきた治療などを、あらかじめメモしておくと役に立ちます。基礎体温表をつけている人はそれも持参しましょう。

外診
 外陰部の炎症の有無などを診察します。

内診
 医師が手術用手袋をつけ、膣内とお腹の上から触診して、子宮の大きさや形、硬さ、周囲の組織と癒着していないかどうかなどを診察します。

直腸診
 直腸診は、性交渉の経験がない人に対しておこなわれます。肛門から直腸を触診して、子宮後部の病巣や卵巣の状態を調べます。

超音波断層撮影(エコー)
 子宮内膜症の場合は、大抵、超音波を出す棒状の器具を膣の内部に挿入し、膣の中から超音波をあてる経腟エコーで検査します。性交渉の経験のない人は、直腸内に挿入して検査することもあります。子宮筋腫と子宮腺筋症を見分けたり、卵巣チョコレートのう胞を確認したりできます。

血液検査
 貧血の有無や、ガン細胞の有無を調べるCA-125などをおこないます。

MRI(核磁気共鳴画像断層撮影)・CTスキャン(放射線コンピューター断層撮影)
 両方とも内臓の断層の写真を撮ることができ、のう胞内の状態までわかります。チョコレートのう胞は、MRIの方がCTより有効です。しかしどちらの検査も、腹膜や深部の子宮内膜症、癒着まではわかりません。

腹腔鏡
 卵管や卵巣の閉塞や癒着などが疑われる時におこないます。全身麻酔をしてお腹を3、4カ所、1〜2cm傷をつけ、腹腔鏡を入れてモニターで観察します。

 これらの診断と検査は、医療機関や医師、病状によって、順番や内容が多少変わることがあります。

(ライター:望月 芳子)

次回は「子宮内膜症の治療について」です。

監修:飯田 信(国際親善総合病院 産婦人科医師)

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