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子宮内膜症という1つの病気があるわけではありません。現在のところ4種類の子宮内膜症症候群が発見されており、併発していることも多いようです。
腹膜子宮内膜症
腹膜や臓器の表面に発生する子宮内膜症です。mm単位の小さな病巣が散らばっていて、癒着しやすいようです。内診や超音波断層撮影、MRI検査ではわかりづらいものです。
卵巣チョコレートのう胞
子宮内膜症の中で、最も多いもので、卵巣の内部に発生します。病巣から出血した血液が溜まって袋状にふくらんだ血腫を形成し、たまった血液が古くなるとチョコレートのように見えることから、こう呼ばれています。卵巣チョコレートのう胞が大きくなってくると、卵胞の成長が阻害されて妊娠しにくくなり、卵巣自体が大きくふくらんできます。また、のう胞の中身が破裂して、激痛に襲われることもあります。卵巣チョコレートのう胞は、腹膜子宮内膜症も併発している場合が多く、進行すると卵巣ガンになることもあります。
深部子宮内膜症
診断技術の進歩で数年前から認められるようになった子宮内膜症です。ダグラス窩という腹部の奥まった部分に発生することが多く、性交時や排便時に痛みがひどくなります。病巣の発見や手術が大変難しい子宮内膜症です。
他臓器子宮内膜症
子宮内膜症全体で2、3%しかなく、肺で最も多く発生しています。肺の内部に発生すると、月経時に喀血します。ほかに、へそ、直腸の内部などに病巣ができることもあります。
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